いつもお米企画を応援してくださり、誠にありがとうございます。
お米企画代表のおにぎりこと大石雅興です。
お米企画は2019年3月21日のおにぎりBRASSから始まり、こめつぶBRASS ENSEMBLE、こむすびWind Ensemble、お茶漬けWindsとコンサートを重ねてきました。 お米企画は色々な形のコンサートを、個性豊かな(豊かすぎる)メンバーで作り上げる団体です。そのため、コンサートごとに編成や雰囲気、テーマは様々で、代表の私にとっても、毎回どんなコンサートになるかわかりません。しかし、お米企画を運営するにあたって、常に大切にしていることが一つだけあります。
それは、「奏者、お客さん、ホールにいる全員、YoutubeやSNSなどを通じてコンサートの場を共有している全員が“過去最高に○○だった”と感じられるコンサートを作る。」ということです。
○○の部分はなんでもいいんです。楽しかった、感動した、音楽と向き合えた、友達が増えた、愛する人ができた、宴会で飲みすぎた、どんな形であれ、その人の記憶に深く刻まれる、その人にとって、新しい場所へ足を踏み入れる、そんなコンサートを、そんな団体を作るために、私は日々活動しています。
おにぎりBRASSを始めた時は、本当に一回きりのつもりで、その後のことなんて全く考えていませんでした。忘年会の二次会の、梅田の小さなbarでちょっとした思いつきから誕生したのがおにぎりBRASSでした。そもそも「お米企画」という名前も最初は存在せず、後からついてきたものです。お米企画のコンサートは毎回毎回がその一回に懸けて、終演したら(代表を筆頭に)燃え尽きる。そんなことがほとんどです。
しかし最近、私の中で、お米企画の目標が一つ生まれました。それは、10年後、関西で最高峰の音楽ホールの一つ、フェスティバルホールを満席にするコンサートをすることです 。フェスティバルホールをご存知の方はわかると思いますが、代名詞とも言える赤い大階段、あそこにそれまでのコンサート全てのポスターを並べ、その前を3000人のお客さんが通って私たちの演奏を聴きにくる。そんなことを夢見ています。
お米企画はまだまだ生まれたばかりの団体です。歴史も、伝統も、守るものは何もありません。何事にも恐れず、瞬間瞬間を最大限に楽しみ、前に進んでいきます。歴史に残る何かを成し遂げてきた人や団体は「歴史を作ろう」と思って物事を進めてきたわけではありません。名もなき縄文人も、バッハも、秦の始皇帝嬴政も、徳川家康も、スティーブ・ジョブズも、自分の信じたものを全力で追い求めた結果、後世の人々によって歴史として語り継がれてきました。
私たちお米企画も、目の前のコンサートに、目の前のお客様に対して全力で向き合う、そんな楽団であり続けます。そんな楽団の代表として、私自身も前に進み続けます。お米企画の挑戦を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
お米企画代表 大石雅興